こんにちは。
オウルジム管理栄養士のHirokoです。
炭水化物(糖質)は、身体にとって重要なエネルギー源であり、正しく摂取すれば健康や運動パフォーマンスの向上に貢献します。ただし、摂りすぎや不足によっては逆効果になることもあります。
今回は、身体の中で糖質がどんな働きをするのかお伝えしたいと思います。

糖質が身体に及ぼす主な効果
1.エネルギー供給
糖質は体内でブドウ糖に分解され、主に脳・筋肉・臓器のエネルギー源となります。
脳:脳は主にブドウ糖をエネルギーとして使うため、不足すると集中力が低下する。
筋肉:運動時には糖質(筋グリコーゲン)が主要なエネルギー源として消費される。
内臓:心臓や消化器官なども糖質からのエネルギーを利用する。
2.筋トレ・運動時のパフォーマンス向上
筋トレや運動時は筋肉内のグリコーゲン(身体の中で保存されている糖質)が消費されるため、糖質を適切に補給することで持久力や瞬発力を向上させることができます。
筋トレ前に糖質を摂ると、エネルギーが確保されより高いパフォーマンスを発揮できる
筋トレ後に糖質を摂ると、筋グリコーゲンが回復し次のトレーニングへの準備が整う
⇒糖質摂取でトレーニング効果が最大化!

3.筋肉の合成をサポート
糖質を摂るとインスリンが分泌され、アミノ酸(たんぱく質の構成要素)が筋肉に浸透しやすくなります。その結果、筋肉の合成が促進され、筋肥大につながります。
⇒糖質+たんぱく質で効率的な筋肉づくりを!
4.疲労回復を促進する
糖質は筋肉の回復に使えるだけでなく、脳の疲労回復にも重要です。
長時間の頭脳労働後に糖質を摂ると回復が早くなる
低血糖状態になると、めまいやイライラ、集中力低下が起こるため、適量の糖質補給が必要
⇒糖質制限・ケトジェニック中は、脂質を脳のエネルギー源として使う
5.体脂肪の増加(消費以上の糖質を摂った場合)
糖質を摂りすぎると、余ったものは脂肪として蓄えられます。
余剰エネルギーは体脂肪として保存されるため肥満の原因に
血糖値の急上昇・急降下(インスリンスパイク)が起こると、食欲が増加し、過食につながる
⇒摂取量とタイミングを意識してコントロールが重要
痩せるための糖質摂取ポイント
✔糖質の質に注目する
良質な糖質(玄米、オートミール、全粒粉、サツマイモ)を適量摂取する
血糖値が急上昇しやすい糖質(白米、パン、和菓子など)は運動前後のみにし摂取を控える
✔タイミングを意識する
運動前後に適量の糖質を摂ることで筋トレの効果を最大化する
日中の活動時間に良質な糖質を適量摂取する
就寝前や夜の遅い時間の糖質摂取は脂肪摂取のリスクが高まるので控える

糖質はエネルギー供給、筋肉の成長、疲労回復をサポート
摂取のタイミングや糖質の種類を工夫してうまく活用
摂りすぎは脂肪増加につながるので必要量のみ摂取する
適量・適切なタイミングの糖質摂取で効率的な身体づくりを!
糖質の調整は個人差があるので、分からないことがあればトレーナーにご相談ください。
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